私には、今でも思い出してみると怖いなあと思うことが山ほどありますが、
この時は背筋が凍りました。
青梅街道・・・東京に住んだことがある人なら分かると思うのですが、ほとんどが片側3車線の広い道路です。
私は、アルバイトの帰りに(午前2時ぐらい)、原付を飛ばしていました。
所沢の駅ビルでの作業の帰りだったと記憶しています。(昨日のことさえ、はっきり覚えていないので間違いかも知れません。)
夜中とはいえ、結構車が通っています。
ところが、急にいつのまにか私の原チャリだけになっていました。
なんだか、孤独になっていると、
ずっと前に人影が・・・。
近付いてみると、それがピンク色をした着物を着た女の人であることが分かりました。
道の真ん中に立ち、背を向けて向こうを見ています。
減速しても動きません。
私は、すっと避けて、そのまま進みました。バックミラーでその女の人の姿を見ると、
私をキッと睨んでいます。
私は恐ろしくなって、アクセル全開で飛ばしました・・・。
しばらくすると対向車が現れ、安心しました。現実の世界に戻されたようでした。
なぜ、着物を着た女の人が道路の真ん中に立っていたのか・・・。
今でも不思議です。(ちょっと涼しくなったでしょうか。)