今日はボーナス支給日
家に帰ると、発泡酒が3缶(350ml)冷蔵庫に冷やされていました。
ビールでなく発泡酒、これでかみさんの私への気持ちが分かります。
(どうせ味なんて、分からないんだから、あなたには充分、3缶入れておくだけでも感謝しなさいよ。)
ボーナス日だけは、ビールを入れて欲しかった・・・。
「今日は、ボーナスだぞ!」
「明細は?」
「忘れた・・・。」
「ちゃんと持って帰ってよ!」
「あ・・・。」
銀行振り込みになってから、私への態度がますます高圧的になっています。
小遣いもお願いしてもらう立場です。
一度言い争いになりました。
「誰のおかげで飯が食えると思ってるのか!」
「私が作るからよ!」
「誰のおかげで作れるんだ!」
「私が買ってくるからよ!」
私の完敗です・・・。
銀行振り込みになる前は違いました。
ボーナスの日、私は家のベルを鳴らします。
「お帰りなさいませ!」かみさんが玄関の戸を開けます。
「控えおろう!」私はボーナスをかみさんに見せました。
「ハハアー!」かみさんは玄関で土下座です。
「風呂に入るぞ!」私が叫ぶと
「1人でごゆっくりお入りください。」
「うむ、うむ。」私は大きく頷きました。
風呂から上がると、かみさんがビールの大瓶の栓を開け、コップについでくれます。
トクトクトク・・・。
私が自分で冷蔵庫を開けることはありませんでした。
やはり、現金支給がいい!