これは、もしかしたら経験した人が多いかも。
アパートで1人暮らしの頃、もちろん自炊などほとんどしませんでした。それでもときどきお金が無くて、キッチンの隅に押しやられているお米をたくときがきます。
嫌な予感はしていたのですが、炊飯器を開けるときがきました。たぶん1ヵ月以上、食べ切れなかったお米を残したままです。
パカ!(思い切って開けました。)
モワーーーーー!
煙が立ち上がりました。それは、カビの菌です。
おー!玉手箱だ!
煙を顔いっぱいに受けて、自分はおじいさんになるのではと思いました。
煙が止むと、炊飯器の中は、赤青紫様々な色がご飯を覆っています。(きれい!)
それから、またしばらくしてお米を炊く時がきました。
今度は半年以上たっていました。
もっとすさまじい煙を予想して、顔を背けて蓋を開けました。
あれ!
何も起きません。石のようにからからになったお米が残されていただけでした。
そうです。ほっておくと、カビさえも死んでしまうのです。
炊飯器を洗うのがとっても楽でした。
この度、新車を購入しました。新車はいいですね。新車のにおいがします。
どうして新車を購入することになったのでしょうか。
それは、朝の通勤途中の出来事でした。田舎道なのに舗装されているので、車はすいすい進めます。街中だと想像できないでしょう。
いつものように、タバコをふかしながら、すいすい進んでいました。
すると突然、イノシシの姿が見えたと思うと、ドカン!
タイヤが一瞬にパンクしガタガタゆれました。
あーーー!やっちゃったよ!路側帯のようなところを探して、しばらく進み、車を止めました。
見てみるとどうでしょう。左前タイヤは切り刻まれたようになっており、左側のボディは大きくへこんでいます。普通ならここで車のことを心配するのでしょうが、一瞬、
あれ、本当にイノシシだっただろうか。もしかしたら人間では・・・。
そう思い出すと、不思議なものです。不安になってきました。人間だったら洒落にならんぞ!イノシシだと思ってそのままにしておきました。なんて言い訳は警察に通用しません。そんな言い訳が新聞に載ったら人生お終いです。(いつも最悪の事態を考えるクセがついています。)
震える足で、20から30メートルでしょうか。現場に戻りました。すると、そこには何もありませんでした。
ほっ・・・。
すると、ガードレール脇の草原でガサガサ音がします。
見ると、宮崎駿のアニメに出てくるようなとてつもなく大きなイノシシがよたよた歩いています。
まるで映画を観ているようでした。
携帯でJAFを呼んで、JAFの人から言われました。
「惜しかったですね。捕まえれば、修理代ぐらい出たのに・・・。」
人生何が起こるか判りません。今もその道を通るのがこわい。
いわゆる大きな銭湯でなく、残り僅かの昔ながらの銭湯での出来事です。
3歳の子を連れて家の近くの銭湯に行きました。
お風呂に入る前は、なぜか尿意をもよおします。
この日も我が子をちょっと待たせてトイレに行きました。ドアをノックしなかったのもいけなかったかもしれません。ドアを開くと真っ裸の男がちょうど大の真っ最中、私と目を合わすなり、(長く感じました)
「うおーーー!」と叫びました。私は目を見開いたまま声が出ませんでした。
なんとそのオトコは背中いっぱい見事な紋々だったのです。
「す、すいません」大きな声で謝り、ドアを閉めました。
こっこっ殺される・・・。私は我が子を抱きかかえたまま、何もすることは出来ませんでした。
いわゆる立ち往生。恥をかかされるのを1番嫌う仕事の方に違いありません。
トイレから出てくるなり、「おー!よくもおれのうんちを見てくれたな。この落とし前どうつけてくれるんだ!」とすごまれピストルでバーン、てなことを想像しました。なぜか小指を押さえながら(お別れかもしれません)、トイレの方に背を向けて子どもの服を脱がしていると、
バーン!トイレのドアが開きました。脱衣所は狭いのです。私の背中に近付いたのが判りました。
どきどき(心拍数100%)
奇跡が起きました。そのお方は黙って素早く服を着て、そそくさと出て行きました。
ちらっとその姿を目で追いながら見送りました。
ほっ・・・・・・・・・・・・・・。
トイレはノックしましょう!